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ベースメイクの基本を理解しよう
メイクの仕上がりを左右するのが「ベースメイク」です。ファンデーションや下地、パウダーなどを正しく使うことで、肌がよりなめらかに見え、メイク全体の完成度もアップします。しかし、初心者の方にとって「どれをどの順番で使えばいいの?」と迷うことも多いですよね。
この記事では、初めてベースメイクに挑戦する方でもわかりやすいように、下地・ファンデーション・フェイスパウダーの順番と、それぞれの役割を丁寧に解説します。高価なアイテムを使わなくても、正しい順番と使い方を知るだけで仕上がりは大きく変わります。
ベースメイクの目的とは?
ベースメイクの目的は、肌の色むらや凹凸を整え、ファンデーションを密着させて化粧崩れを防ぐことです。スキンケアの延長として、肌を美しく見せるための「土台作り」の工程と考えると分かりやすいでしょう。
ベースメイクは、一般的に次の3ステップで構成されています。
- ① 化粧下地(メイク下地)
- ② ファンデーション
- ③ フェイスパウダー(仕上げ)
この3つを順番通りに使うことで、肌が均一に見え、メイクの持ちも良くなります。
スキンケアのあとにすぐ下地を塗ってはいけない理由
スキンケア後すぐに下地を塗ると、乳液やクリームの油分と混ざり、ムラになってしまうことがあります。特に乾燥肌の人は保湿をしっかりしたいですが、スキンケアが肌になじむまで数分おいてからベースメイクを始めるのがポイントです。
ベースメイクの仕上がりは、肌の状態に大きく左右されます。朝のスキンケアで肌を整えたうえで、メイクを始めましょう。
ステップ① 化粧下地の役割と使い方

化粧下地の目的
化粧下地は、ファンデーションを肌に密着させるための“のり”のような役割を持ちます。また、皮脂や乾燥などによる化粧崩れを防ぎ、肌の質感を均一に整える効果も期待できます。種類によってはトーンアップ効果や毛穴を目立ちにくくするタイプもありますが、あくまで「肌を整える」ことが主な目的です。
肌悩みに合わせた下地の選び方
下地にはさまざまなタイプがあります。自分の肌質や悩みに合わせて選びましょう。
- 乾燥肌: 保湿成分配合のしっとりタイプ
- 脂性肌: 皮脂吸着パウダー配合のさらっとタイプ
- くすみが気になる: ピンクやラベンダー系のカラー下地
- 赤みが気になる: グリーン系のカラー下地
カラー下地を使うときは、顔全体に均一に塗るのではなく、気になる部分だけに薄く重ねるのが自然に見せるコツです。
下地の塗り方のポイント
手やスポンジなどを使って下地を肌に均一に伸ばします。以下の手順を意識すると、ムラのない仕上がりになります。
- 少量(パール粒大)を手の甲に取り、額・両頬・鼻・あごに5点置きする。
- 顔の中心から外側に向かって指で優しく広げる。
- 小鼻や口まわりなど、ヨレやすい部分は薄く伸ばす。
- 最後にスポンジで軽く押さえ、余分な下地をなじませる。
下地を厚く塗りすぎると、ファンデーションがヨレる原因になるため、「薄く均一に」が基本です。
ステップ② ファンデーションの種類と選び方
ファンデーションの役割
ファンデーションは、肌の色ムラや小さなトラブルを自然にカバーし、全体のトーンを整えるアイテムです。完璧に隠すことを目的とするのではなく、「自分の肌を活かしながらきれいに見せる」ことを意識するとナチュラルに仕上がります。
ファンデーションの主なタイプ
ファンデーションにはいくつかのタイプがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の肌質や仕上がりの好みに合わせて選びましょう。
- リキッドファンデーション: ツヤ感があり、カバー力を調整しやすいタイプ。乾燥肌にも向いています。
- クッションファンデーション: 手軽で時短。ナチュラルな仕上がりで初心者にもおすすめです。
- パウダーファンデーション: さらっとした質感で、脂性肌や混合肌に向いています。持ち運びやすく、外出先でのお直しにも便利です。
- クリームファンデーション: 保湿力が高く、しっとりした仕上がり。乾燥が気になる季節におすすめです。
初心者の場合は、扱いやすい「リキッド」または「クッションファンデーション」から始めるのが無難です。
色選びのコツ
ファンデーションの色選びは非常に重要です。自分の肌に合わない色を選ぶと、首との境目が目立ってしまうことがあります。テスターを使う場合は、顔ではなく首の横あたりに塗って確認するのがおすすめです。
一般的には、明るめよりも「自分の肌に近いトーン」を選んだ方が自然に見えます。また、季節によって肌の色が変化する場合は、夏用・冬用を分けておくのも良い方法です。
ファンデーションの塗り方:初心者向けステップ

1. 適量を取る
リキッドファンデーションの場合、1回分の量は「1プッシュ」または「パール粒2個分」が目安です。つけすぎると厚塗り感が出るため、最初は少なめにとり、足りなければ後から少しずつ重ねましょう。
2. 顔の中心から外側へ広げる
下地と同様に、ファンデーションも顔の中心から外側に向かって伸ばします。顔の中心部(頬・鼻周り)は色ムラが出やすいため、丁寧に塗るのがポイントです。額やフェイスラインは薄く仕上げることで、自然な立体感が出ます。
3. スポンジやブラシでなじませる
指でざっと広げた後に、スポンジやブラシを使って軽く叩き込むようになじませます。この「押さえる」動きが密着感を高め、ヨレを防ぎます。特に目の下や小鼻などはムラが出やすいので、軽いタッチで仕上げましょう。
4. 気になる部分だけ重ね塗り
シミや赤みなどが気になる場合は、コンシーラーやファンデーションを少量重ねてカバーします。ただし、厚塗りにならないように部分的に薄く重ねるのがコツです。
ムラにならないファンデーションのコツ
スキンケアのなじませ時間を確保
下地と同様に、スキンケアが肌にしっかりなじんでいないと、ファンデーションがムラになりやすくなります。ベースメイク前は、化粧水・乳液が肌に吸収されたのを確認してから塗り始めましょう。
塗る量を控えめにする
ファンデーションは「少量を薄く重ねる」が基本です。一度にたくさんつけると、時間が経ったときにヨレや崩れの原因になります。ナチュラルに見せたい場合は、顔の外側は特に控えめでOKです。
道具を清潔に保つ
スポンジやブラシが汚れていると、ムラの原因になったり肌荒れを引き起こすこともあります。使用後は洗って乾かす、または定期的に交換するなど、清潔に保つことを意識しましょう。
ステップ③ フェイスパウダーの役割と使い方
フェイスパウダーの目的
フェイスパウダーは、ベースメイクの仕上げに使うアイテムです。主な役割は、ファンデーションを肌に定着させて化粧崩れを防ぎ、さらっとした質感に整えること。肌を自然に明るく見せたり、毛穴をふんわりぼかしたように見せたりする効果も期待できます。
パウダーをのせることで皮脂や汗を吸着しやすくなり、メイクのもちが良くなるため、日中のテカリが気になる方にもおすすめです。
ルースタイプとプレストタイプの違い
フェイスパウダーには大きく分けて2つのタイプがあります。
- ルースパウダー: 粉がふんわりしており、軽い仕上がり。自宅での仕上げに最適です。
- プレストパウダー: 固形タイプで、持ち運びしやすく外出先でのお直し向き。
初心者の方は、自然な仕上がりを目指しやすい「ルースパウダー」から始めると扱いやすいでしょう。
フェイスパウダーの使い方ステップ
フェイスパウダーをきれいに仕上げるには、以下のステップを意識しましょう。
- パフまたはブラシにパウダーをとる。
- パフの場合は軽くもみこんで粉をなじませる。
- 顔の中心から外側へ向かって、軽く押さえるようにのせる。
- Tゾーンや小鼻など、テカリやすい部分は重ねてOK。
- 最後に大きめのブラシで全体を軽く払って、余分な粉を落とす。
「パウダーをのせる」というよりも「肌に軽く密着させる」イメージで行うと、厚塗り感が出にくくなります。
ベースメイクを長持ちさせるコツ

1. スキンケアの油分を調整する
ベースメイクの崩れは、スキンケア時の油分が多すぎることが原因になる場合があります。乳液やクリームを使った後は、ティッシュで軽く押さえて余分な油分をオフすると、下地やファンデーションがヨレにくくなります。
2. メイク前にティッシュオフを習慣に
メイク前に顔全体を軽くティッシュで押さえるだけでも、皮脂やベタつきを抑えることができます。特にTゾーン(おでこ・鼻)は崩れやすい部分なので、丁寧に行いましょう。
3. メイク後の「フィニッシングミスト」を活用
仕上げにメイクキープミストを軽く吹きかけると、パウダーが肌になじみ、全体の仕上がりが均一になります。ミストを顔から20cmほど離して、ふんわりとかけるのがコツです。
4. こまめなお直しで清潔感をキープ
汗をかいたときや皮脂が出たときは、まずティッシュで軽く押さえてからプレストパウダーをのせましょう。上からそのまま重ねるよりも、余分な皮脂を取り除いてから整える方がきれいに仕上がります。
まとめ:ベースメイクの順番を守るだけで仕上がりが変わる

ベースメイクの基本は、順番を正しく守ることです。
- ① 化粧下地で肌を整える
- ② ファンデーションで色ムラをカバーする
- ③ フェイスパウダーで仕上げてキープする
この3ステップを意識するだけで、仕上がりの美しさも持ちも格段にアップします。特に初心者のうちは「厚く塗らない」「中心から外へ」「少量を重ねる」を意識すると、ナチュラルで清潔感のある印象をつくれます。
また、メイクを落としたあとのスキンケアも大切です。毎日のクレンジングと保湿で肌をいたわることで、翌日のメイクノリも良くなります。
ベースメイクは慣れれば難しくありません。少しずつ自分の肌に合った下地やファンデーションを見つけながら、楽しんでメイクを学んでいきましょう。

